Eclipse3.2でDOJAの開発
ソフトバンクの開発で使う「Eclipse プラグイン for MEXA SDK 」
がEclipse3.2以降で動作します。しかしこの環境だと
DoCoMoの開発ツールに含まれるEclipseプラグインがEclipse3.0/3.1
のためDocomoの場合にはEclipse3.0/3.1を別途使用しないといけない
ことになります。めんどうくさいですね。
プラグインのやっていることを考えてみます。
1.アプリのビルド
コンパイル→ベリフアァイ→jarファイル作成→jamファイルの書き換え
2.アプリの実行
1でできたjarファイルをエミュレータから実行
3.
1でできたjarファイルをエミュレータから実行しデバッグする
1のコンパイルに関しては一般のjavaのプロジェクトとやっている事は同じです。
2.3についてはantに記述すればいいはずです。
というわけで実際Eclipse3.2でプラグインを使わないでDOJAのアプリが作成できるか
試してみました。
とりあえずDOJAのSDK(3.5)にあるtetrisで実験してみます。
1.ワークスペースをDOJASDKのインストールしてある
C:\iDKDoJa3.5\apps
などにしてEclipse3.2を立ち上げます。
2.新規プロジェクトjava application を
作成して プロジェクト:ビルドパス:ライブラリー
でdefaultで設定してあるものをいったん削除し
外部jarの追加でDOJA用のclasses.zip;doja_classess.zipを選択する
あとdefaultではコンパイルしたclassファイルがbinフォルダに作られて
しまうので適当なフォルダ[classes]などに変えておきます。
3.プロジェクト名は[tetris]とします。すでにフォルダが存在
するためフォルダ以下のファイルがプロジェクト内に入ります。
これだけでもソースを書くだけなら十分使えます。
エミュレータでの実行時には再度DOJAのSDKの方で
再コンパイルしてください。
antでプリベリファイ jarファイル作成、エミュレータ実行
できるものを作ってみました。Eclipseにantエディタが付属して
いるのでantを理解していれば作成は簡単でした。
今回作成したbuild.xmlではエミュレータはリモートデバッグが
可能な状態で立ち上がります。またエミュレータはチェックが甘いらしく
jamファイルの内容を書き換えなくても動作するようなので、この部分は
省略しました。実機に送る際にはDOJASDKで再コンパイルしてください。
デバッグしたい人はエミュレータ起動後、下記サイトにあるような
http://www.ibm.com/developerworks/jp/opensource/library/os-ecbug/index.html
方法でデバッグも可能でした。(ソースのpathを設定を忘れないように)
お試しのbuild.xml
↓
事前検証(プリベリファイ)終了
エミュレータの実行開始
エミュレータの実行終了