キングコング

私の知る限り3度目の映画化。内容はほとんどの人がわかっているだけに、ストーリー
として見るところはない。手垢のついた素材を堂料理するのかがみどころである。
感想・
1.この映画は3時間の大作で「大ざる(キングコング)」を捕まえるまでの前半、その後ニューヨークにつれていった後半に大きくわかれています。前半にはストーリーはないといっていいでしょう。

  • 自然に存在した「ジェラシックパーク」(前半)?

タイトル部をみないでこの映画を見たら誰もがそう思うのではないでしょうか?CG全盛の時代
に「おおざる」では弱いと考えたのか恐竜やなぞの巨大昆虫がうじゃうじゃ出てきます。ある意味「キングコング」の大ざるが一番普通な動物になっているのが笑えます。
さるを捕まえる前半だけで2時間近くかかるわけですがそれなりに画面の迫力もあり楽しめると
思います。原住民がたたいているのがなぜか「和太鼓風」だったりするのもポイントです。

  • 古典へのオマージュ・?(後半)

劇場で鎖につながれているシーンを始めモノクロの初代キングコングのオマージュと思われる構図がそこここにみられます。時代設定も初代と同じ30年になっていました。70年代に製作された(ジェシカラングが出ているやつ)は設定を現代に移していたように記憶しています。コングと美女のからみは2代目のやつのほうがエロかった記憶があります。今回はコングの前で美女が「ねすみのサーカス」よろしく踊ったりしたのをみてコングがおおうけする程度であっさりした
印象をうけました。