「地下鉄に乗って」(メトロにのって)
昨年レンタルでみたのだが、テレ朝の日曜劇場で放送していたので
再度見てみました。
「三丁目の夕日」があたったのを受けて映画化したせいか?
昭和レトロという雰囲気はよく似ています。
過去、未来と舞台が切り替わりながら全体のストーリーが
見えてくる手法はカート・ヴォネガット(Kurt Vonnegut)原作の
「スローターハウス5」
に通ずるところもあります。
この映画が気に入った人、あるいは途中までは許せた人(私ですが)
はこちらも是非みる事をお勧めします。
それにしてもSFというよりファンタジーなんだよな。
タイムスリップにしても後半は地化鉄は関係なく発動するし
おまけに一緒にいる人まで連れてっちゃうし...
「おいおいそれはありえないだろ」という展開が気になって
「タイムパラドックス」が発生して主人公が悩むというこの映画の
最大のテーマよりも「他人も一緒にタイムスリップさせちゃうおまえの能力」
の方がよっぽど重要じゃないかと思えてきちゃうのでした。
「世にも不思議な物語」的なちょっと変わった「お話」として見れないと
つらい内容ですね。
やはり同じ浅田次郎原作で「椿山係長の七日間」も映画化されてましたが
こちらは最初からホラ話として見れて気になりませんでした。