ドラマの感想

最終話と一つ前の回だけみました。ハリウッド男優こと
渡辺健が捜査会議で殺人事件のあらましを説明してくれた
のでほとんど内容はわかりました。
 しかしびっくりしましたね。なんと中井の演じている
「和賀」って昭和47年生まれってオイ!!
確か原作は昭和20か30年代を舞台にしてたと思いますが
今回ドラマ化するにあたり昭和50年代に時代設定をずらして
いるらしいのです。
 昭和50年代なら大体どんな時代だったか知っています。

という事で時代的におかしいと感じた部分を上げてみたいと思います。

1.まず、その時代にはいくら田舎でも救急医療制度は
整備されていて、119番に電話すれば最初の事件のきっかけになった
村の医者に見てもらえないために「和賀」の母親が手遅れで死んでしまう
ような事はありえなかったであろう。

2.その後、捜査から逃れるために「浮浪者の親子」として何年か日本中を歩いて
回ったという事だが、戦後のどさくさの時代じゃるまいし、そんな人がいたら
かえってめだってしまってしょうがなかったであろう。
「松山ホステス殺人事件」の福田が逃亡してたのがちょうど同じ昭和50年
代ですから、この人の逃亡の軌跡というのが当時の身の隠し方でしょう。
(偽名でどこかに住み込むとか)

3.逮捕された父(原田原田芳雄)と別れる回想シーンでなんと
蒸気機関車が出てきます。あの「シュポシュポ!」ですよ。
絶対ありえなーい。せめてディーゼルにしとけよ。


4.和賀の殺人までして消したかった、「差別された続けた忌まわしい過去」
ですが、昭和50年代では「差別」とかの問題は薄れてきたような気がします。
隠すどころか逆に「差別」された側が圧力団体としての活発に活動していたように
思います。

(総括)結局、なんで時代を無理に現代にしたのか謎ですね。